2019.05.31
レポート
昨年の春頃から所属するテニスサークル(KT-Fun)で女性部の監督の様な立場を任されていることは、このブログで何度か書いています。
そこに所属している女性達が試合に出場する時は可能な限り見学して、その場でアドバイスや考え方を伝えたり、他の人の試合を一緒に見ながら普段の練習時に言葉だけではどうしても伝わりにくい事なんかを解説したりするようにしています。
こんな自作ボードも使います。
その中に1人、もの凄い熱心に質問を浴びせてくる女性がいます。
自身の試合後なんかはいつもLINEで質問攻めの嵐に遭います。
彼女はサークルが立ち上がった時の初期メンバーで、全くの初心者からのスタートでした。なので、僕にとっても特に思い入れの強いメンバーでもあります。
年明け早々に彼女が出場する試合を見学した時にアドバイスを求められたので、
口で説明するより紙に書いた方が分かり易いな
と思ってレポートに手書きの絵も挿入して纏めたところ非常に好評(コピーして友人と共有し、持ち歩いているようです)でした。
その彼女が先日、近所で試合を行う事になったので観戦に訪れました。
翌日、そろそろ来るだろうな、と思っていたら案の定、来ました。
アドバイスを懇願するLINEが。
第二弾のレポート作成の始まりです。
試合内容の要点はスマホのメモに打ち込んであったので、後はそれを理解しやすいよう文章や絵に纏めるだけです。
こうやって自分でレポート作成をやってみて思うのは
◇口頭での指導には限界がある
◇聞いている方も真剣ではあるが、やはり忘れる
◇拙い文章や絵でも、口頭のみより遥かに伝わり易い
人に何かを伝えたり指導するには仕事でも趣味の領域でも同じ様な手順を踏まなければならない。
テニスの現場では、コーチや上級者が口頭でダラダラ一方的に教える場面をよく見ますが、これだけでは時間を掛けたほど伝わらない。
ほとんどが教える側の自己満足で終わってしまっているように感じます。
僕がやるからにはそこらの人と同じ様な事はやらない
皆の一歩先を行くような事を考え、実践して喜んでもらう
毎月1~2回のレッスンも無料で行っていますが、料金を払いたいという申し出まであります。
コーチやスクールに対する指導内容の不満もよく聞きます。
人に何かを伝えるのは本当に難しい。
アマチュアプレーヤーの僕ですらこのぐらいの事は考えてやっているので、本職の方はもっともっと工夫が必要だと感じます。