2019.11.05
永楽館歌舞伎
今日の神戸新聞にも記事が掲載されていましたね。
3月に落語を初体験したのですが、その時の話をテニス仲間に話をしたら今回の出石の歌舞伎をお勧めされました。
チケットも手配してくれるというので、全く興味の無い歌舞伎ですが一度は体験してみようと思い、昨日初日公演を家族で観覧して来ました。
室内はこんな感じです。
こじんまりとした建物でしたが、記事によると役400人の来場で満席だったようです。
開園まで時間があったので、城下町をウロウロ。
至る所に蕎麦屋さんがありますが、僕が蕎麦アレルギーなので全て素通りです…。
出石城跡
一つ目の演目は古典歌舞伎の為、子供には少し難しかったかもしれません。
僕も周りのファンの人達の話を盗み聞きしてやっと少し理解できましたが、二つ目の演目は誰でも分かる面白可笑しい話です。
まさか歌舞伎の舞台で大ヒットドラマ『半沢直樹』を再現してくれるとは思いませんでした。
それ以外にも時事ネタや芸能ネタを盛り込み、歌舞伎初心者にも楽しめるような内容です。
落語を聞いた時にも感じたのですが、やはり伝統芸能というのは核となる古典的なカタチは絶対に守りながらも、現代的な要素や新しいモノを取り込みながら、少しづつ変化をして行っていると感じました。
そうやって新しいファンをつくり続けているから、いつの時代でも途絶えることなく存続できているのでしょう。
これは企業の経営や、僕が熱中しているテニスに於いても当てはまる事だと思います。
もう何度も書いていますが、相当な努力をしないと現状維持すら難しい。
今のままで良い、と思った瞬間に成長は止まり、後は右肩下がり一直線です。
そしてもう一つ、
今回興味の無かった歌舞伎を初体験しましたが
勝手なイメージや先入観で自分の視野を狭めることなく、
色々な事に興味を持って先ずは体験する事が大切
だと改めて感じました。
そして、そういう目的意識を持って小さな経験を多く積むことが自己研鑽に繋がっていきます。
体験の場を紹介してくれたテニス仲間に感謝です。
因みに、見得を切るというのは現代でも使用される用語ですが、実は歌舞伎用語です。
歌舞伎のモノマネと言えば誰もがやる、後ろを向いてからこちらへ向き直ってカっと目を見開く、決め顔をつくるあれです。
そうそう、帰る時は着物を着たとてつもなく美しい藤原紀香さんにお見送りをしてもらいました。