株式会社アムデック
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社長ブログ

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2022.12.31

一年間ありがとうございました

先日29日にアムデックの2022年の仕事納めが無事に終了しました。

 

今年は工場増築に初めての5軸MC導入と、激動の一年間でした。

普段の仕事を通常通り行いながらの引っ越し、ジョブローテーション。

支払いも多いので売り上げも落とせない…。とてつもない心労とプレッシャーに社員の皆が頑張ってついて来てくれ、協力してくれました。

 

29日の最終日の夕礼では上記の事柄に対するお礼を皆に伝えました。

それともう一つ。

コロナ禍が始まって以来、当社社員に一人も感染者を出していないことを褒めました。

これは色々なお客様からも『どうやっているんですか?』と聞かれ、褒められています。

 

特別なことは何もやっていません。皆が普段から相当気を付けて生活してくれているのだと思います。非常に有難いことです。

 

 

 

個人的なことでは、テニス界のレジェンド・右近憲三プロと一緒に練習する機会に恵まれました。

 

 

日本代表選手としてマッケンローとデビス杯(国別対抗戦)で対戦したこともあるプロ選手です。

 

60歳を超えていますが、今でも相当鍛えているのが胸板の厚みや肩周りの筋肉を見れば一目瞭然です。プレーも無理無駄が無く、何時間でも練習できそうな体さばきでした。貴重な経験をさせて頂きました。

 

 

最後になりましたが、今年一年間仕事を頂いたお客様・弊社の仕事に協力頂いた企業様、ありがとうございました。

 

2023年は1月5日が仕事始めになります。

2023年も引き続きご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

2022.12.29

続:神戸新聞 一万円選書

先日、ついに本が届きました!

 

自身のこれまでの経験や感情、影響を受けた人、今後のなりたい姿等、様々なアンケートに回答し、その回答を見た神戸の板宿にある書店さんが僕の為に選書してくれた全8冊です。

 

 

しかも書店員さん(店長さんでした)の解説(←クリックすると見れます)付きです。

う~ん、贅沢ですね。まだ読んでませんが、良い企画にちょっと感動しました。

 

日本全国で経営が難しくなっている本屋さんですが、こういうコンシェルジュサービスのようなものがあれば利用したいと思う僕のような客は多いと思います。

紹介するからには相当な読書量が求められると思うので、お互いにとって良い相乗効果が得られると思いますが。

 

このうち一冊は過去に書店で手に取ったものの購入しなかった本もあり、改めて僕の手元に来たというのも縁を感じます。

年末年始に時間をつくってゆっくりと読み込みたいと思います。

2022.12.28

価格転嫁拒否の企業名が公表

今朝の神戸新聞に下記の記事が掲載されていました。

 

 

 

ビックリしました。こうやって社名が公表されるんですね。

当社のような小さな企業にも価格転嫁出来ているかどうか?出来ない場合は企業名を書くアンケートが定期的に届いています。

 

さんざん報道されているように、特に原材料価格の上昇と光熱費の上昇は凄まじいものがあります。日本全体で賃金も上昇させていかなくてはなりません。

 

ここ最近の急激な価格上昇のテンポが速すぎて、もう企業努力でどうにかできるようなレベルではないと思いますので、政府の介入がないと企業間の価格転嫁はなかなか進んでいかないだろうとも思います。

 

大企業→下請けへの値下げや価格維持の圧力は相当ありますので、この報道でも分かりますが政府の本気度が伝わって来ます。

良いモノを安価で』の精神は保ちながらも、『安っぽい日本』になっていかないように日本全体で気を付けていかなければならないと思います。

2022.12.23

12月面談

先週に冬季賞与の支給に合わせて、年3回ある個人面談の最終回を全員と行いました。

これまで何度も書いていますが、終われば毎回前日からの面談準備と当日の猛烈なエネルギー消費でグッタリになります。

が、年3回の面談は辞めるつもりはありません。

 

今回は全員に12月会議で話をした内容を再確認してもらいました。

 

この2年ほどコロナ禍で経営は相当苦しかったですが、全員の給与や賞与は全て満額支給して来ました。

当然ですが余裕があって満額支給できたわけではありません。僕のテニス仲間達にも聞いてみれば、給与や賞与が減った人は沢山いました。

 

何故当社は減額しなかったのか?

ここは各企業のトップの考え方が現れるところだと思います。会社が倒産してしまっては元も子もないので、給与や賞与を減額して会社を守る行動をとるのも正解です。

誰しもそんなことは絶対にしたくないのですが、悩みぬいた結果なので他人がとやかく言うことではないでしょう。

 

 

コロナ前と比較して年間製作点数が減少し、それにより売り上げが減少し資金繰りが相当苦しくなったりしたことも初めて話をしました。

毎回の会議では会社の売り上げと製作点数を計算して皆に配布し発表しています。その資料を見れば会社の状態は一目瞭然なのに、皆の何処か他人事のような仕事ぶりでは駄目なんだと伝えました。

 

そのことをよく考えてもらって、受注がコロナ前までほぼ回復した今は出社している間は頭と体をフル活用させ、少しでも多くの製品を造り出す努力をしていかなければ会社は右肩下がりになります。

自社以外もみんな努力をしているので、現状維持は右肩下がりの始まりです。

 

最近改めて取り組み始めている5S活動もその一環です。

加工者が目の前の仕事に集中できるよう、余計な作業や危険、無駄なハンドリングや動き等を省いていかなければなりません。

 

今回の会議ではおそらく今までで一番厳しい話をしたと思います。

しかし、その後の皆の働き方が明らかに変化したので話をして良かったと思うのと、号令をかければパッとそちらの方向へ直ぐに進める社員達が当社の強みだと再確認出来ました。

 

2年間一人で悶々と悩み続けていましたが、少し光が見えたようで安心しています。

2022.12.10

お客様の来社

先日、永く取引を継続させていただいているお客様が会社見学に来られました。

 

日本だけでなく世界中で知らない人がいないくらいの某有名企業の某ヒット製品を製作するための設備を作っています。ちなみに僕もその製品の愛用者です。

 

2年以上前から見学希望がありましたがコロナ禍の影響でずっと延期になっており、若手設計社員さん2名を伴い念願の見学だったそうです。

 

設計者さんにとって実際の加工風景や工作機械の知識を得ることはとても重要です。

 

工作機械の動き方や特性を知ることで、

●寸法公差のを入れる個所。

●ピン角にするのか?Rを付けるのか?

●一体形状なのか?分割形状なのか?

●焼き入れやメッキ、材質の種類の選定。

 

まだまだたくさんあるとは思いますが、こういった事柄が設計に反映させられるだけで部品製作コストが大きく変わってきます。

 

2人共NCフライスや汎用旋盤は自社で少し触ったりすることがあるようで、基本的な知識は持ち合わせているので当社の様々な工作機械に興味津々の様子でした。

特に、最新の5軸MCワイヤ放電加工機横フライス、こういった機械はなかなか動いているのを見る機会は無いと思うので、真剣な表情で見学をされていました。

 

現場見学は刺激になって良いですね。企業によってはこういう機会がほとんど無いところも多いです。

 

僕たち加工屋は、図面を見ただけで加工を知っている設計者かそうでないかはすぐ分かります。

上記に挙げたような事柄が図面にもろに反映されてくるからです。

こういう方達とは図面変更提案による加工量減少(コストダウン)や、同等価格での部品性能向上の話し合いもスムーズに進み、お互いWIN-WINな関係性を保てます。

 

今回はお客様の方が企業としての母体が遥かに大きいのに、相手を問わず貪欲に知識を得ようとする姿勢に頭が下がりました。

なかなか出来ることではないと思いますし、いつ描いたか分からないような古臭い図面通りに作っていればいいんだという企業も時々あります。

 

僕も何事においても、誰からでも学ぶ姿勢を真似したいと思います。

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