2023.03.30
NCフライスを2台同時稼働
今年に入ってから中堅社員がNCフライスでの2台同時稼働にチャレンジしています。
昨年5軸MC導入に伴いジョブローテーションを行いましたが、創業当時からあるNCフライスが1台余ります。これをどうしたものかと思案しました。
当社ではMC担当者は背中合わせに各1台配置し、1人で2台を同時稼働させるのが基本です。これをNCフライスでもできないかと担当者含めて考え、MCと同様に背中合わせで配置してみることにしました。
慣れていない方の機械で単純加工や時間の掛かる加工品を掛けっぱなしで放置しておき、メイン機で今まで通りの通常の加工を行っていこうという試みです。
今までの加工工程を見直しスピードアップを図る取り組みは引き続き行いますが、それはとても小さな効果の積み重ねになります。
それはそれで大事ですが、先日の日刊工業新聞に掲載されたように、夜間等稼働していない時間の有効活用が可能になれば簡単に大きな成果を生み出せます。
ここにチャレンジしてもらっています。
ここの担当者は単品製品且つ、MCで加工しにくい製品ばかりを扱いますので、どの製品なら掛けっ放しに出来るのか?そういうことを新たに考えなければならなくなります。
頭の切り替えが相当大変だと思いますが、これまでのところ少しづつ成果を挙げつつあります。
新しい取り組みや課題を与え、クリアしていくことで技能者として成長していく姿を見ることができているのも幸せな瞬間です。