毎年新年度は担当者さんが変更になったりで発注が止まり暇なんですが、今年は受注の勢いが止まらず相当忙しい毎日となり、休日返上で見積もり作成&材料発注&加工実績集計に励んでおります。
さらに忙しさに拍車をかけるのが、4月は2度の選挙があります。
立候補者の政策を調べ、誰に投票するかで毎回凄い悩む!
いつも書いていますが、絶対に投票に行きましょう!
前回の県議会議員選挙の投票率は情けなくなるような結果でした。平和で何も困っていない人がそれだけいるということなので、それはそれで喜ぶべきことなのかもしれませんが…。
今回僕が住む姫路市では市長選挙と市議会議員選挙のダブルです。
市長選挙はともかく、市議会議員選挙の方は立候補者が多いのでとても悩むことになりそうです。
そして今月ニュースでよく見聞きした、技能実習生の問題。約30年前に始まった制度ですが、改正される動きです。
これの実態は本来の目的とはかけ離れた安い労働力確保となり、莫大な保証金を借金して先払いしている為、奴隷のように扱われて泣き寝入りしているケースも多々あるのは周知の事実です。
その暗部を題材にした小説
『アンダークラス』 相場英雄
初版は2020年です。取材や執筆にかかった時間を想像すると、更に2~3年前には既に問題化されていたと思えます。
ステレオタイプのネットジャーナリストのようにただ制度を批判するだけのような薄い内容ではなく、雇っている側にもそうせざるを得ない事情があることを書かれているのがこの制度と国家の状態の深い闇を感じさせます。
それも大問題なのは間違いないのですが、個人的な心情としては技能やノウハウを外国人へジャンジャン流出させることに非常に疑問に思っていました。
当社の企業理念は
私たちは世界に誇る日本製品をつくる技術によって支え、
ものづくり日本の伝統を進化させる技術者集団となろう
利用している企業さんもたくさん知っていますし、当社にもこれまでに数えきれないほどの斡旋業者からの紹介がありました。人手は喉から手が出るほど欲しいのは事実なので、何度も心が動きかけたこともありますが上記の理由でやめました。
日本に定住する意思があるのなら外国人だろうが何だろうが技術を教えることに抵抗はありません。
この小説の中には『安い国、日本』という言葉が出てきます。
非常に悔しいですね
国民全体が未来を見据えずその場限りの行動を取り続けてしまった結果が今です。
人口減少社会の問題もそうですが、もっと国内が活性化していくような方向へ向かえるよう考えていかなくてはなりません。
国の行く末を大部分で決めているのは政治家です。政治家がアホだと思えたなら、そういう人達を選んでいる国民がアホだからです。
今回は各市町村の議員選挙ですが投票率含め、結果は全て国の在り方や行く末に影響を及ぼします。