僕は昔から
◇痩せ型
◇筋肉質体質
◇手足が長い(パンツの裾を切らなくても穿けるのが自慢)
という体型です。
その為に、量産型既製品の服が体に全然合わないという理由も手伝って、20代後半の頃からそれまで全く関心も無かった洋服に興味を持ち始めました。
あちこちのブランドやショップを見て回り、目を鍛える修行のような事を始めました。
最初の頃は今まで購入して来た服とのあまりの価格の差にビックリし、非常にドキドキしながら購入していました。
ブランド料が乗っかっているのも理解できますが、しかし実際に着てみると体へのフィット感が全然違うのです。
しかも長年着続けていますがヘタらず型崩れも殆ど無く、今でも普通に着れています。
よく観察してみれば、縫製やパターンが量産品とは全く違います。これは素人が見ても分かります。
『プラダを着た悪魔』という映画でも語られていますが、トップブランドの洋服のデザインというのは少し時間を置いて、末端の安価な量産型の洋服にまで必ず影響を及ぼしています。
デザインの面だけではなく、耐久性という面でもやはり、良いものは良いのです。
ブランド品ばかりで身を固めてしまうのもどうかと思いますが、大人としてそういった製品の『良さ』を知っておく事も大切でしょう。
昨日、姫路の百貨店に
BLACK LABEL CRESTBRIDGE
が入っていたので覘きに行きました。
販売店は以前までは超有名ブランド、BURBERRY を扱っていた三陽商会です。
ライセンス契約が切れた後、マッキントッシュ というブランドを展開していましたが、その低調ぶりはあちこちのニュースでも沢山報道されていましたね。
一つのブランドを扱えるかどうかで、会社の業績が一気に傾いてしまうのです。ブランド力というものの恐ろしさですね。
で、見に行ったブラックレーベルはどうだったのか?
個人的には非常に気に入り、三点購入しました。
◇高価格過ぎず
◇シンプルデザイン
◇若干バーバリーっぽさを残している?
充分日本で受け入れられるだろうという感想を持ちました。
ブランドというものは浸透させるまでに非常に時間もコストも掛かりますが、失うときは一瞬です。これは、ブランドを会社に置き換えても当てはまります。
最近の日本車メーカーのゴタゴタに止めを刺すかのような日産カルロス・ゴーン氏の逮捕。
このニュースを見て感じるのはゴーン氏の不正よりも、
『やっぱり日産は上手く会社がまわっていなかったのだな』
ということです。
お互いが足の引っ張り合いをしている(していた)事を全世界に露骨に発表するような企業の製品を、僕は今後購入することは一切ありえないです。
また近年では、優れていると思っていた超有名企業の製品の品質不良隠し等の不祥事続きです。
本業を真面目に愚直に行うこと以外にブランド(企業)力を向上させる術は無い。
今回、洋服を買うに当たって色々な事を考えさせられました。