2017.07.25
続・本陣さん
2月1日のブログで『料理の本陣』の倒産の件を書きましたが、今朝の日刊工業新聞の『倒産学』のコーナーで取り上げられています。
最盛期には年商100億円越え(最後は12億円弱)だったそうですが、その時の不動産・ゴルフ会員権・絵画などへの投資による有利子負債(利息の支払いが必要な借入のこと)の額が膨らみ、バブル崩壊後に業績も下降していったとのことです。
コンビニやファストフード店との競合に負けてしまったことも原因の一つではあると思いますが、やはり、
本業以外のことに手を出すと碌な事が無い
というのが記事を読んでの感想です。
当社にも様々な会社から投資や不動産売買を勧める電話が掛かって来ますが、相手がしゃべる前に切ってしまいます。こういったもので仮に利益が出たとしても、それは所謂『あぶく銭』で身にならないお金です。
そんな事よりも本業をどの様に成長させるかに頭を使わなければいけないという良い教訓です。
当時は誰も目を向けていなかった郊外道路での食堂経営という、チェーン店の先駆けであった会社です。先見の明はあったのでしょうから、そこからさらに発展できなかったのが惜しいです。