2017.05.12
3/24ブログの続き
3/24のブログの最後に『なぜ加工業者が少ないのか?』という事に触れたのですが、その事に対する自分なりの考えです。
これはもう、
その職業に対して憧れの対象になれていない
からだと思っています。
人気の職業というのは大抵テレビや雑誌などのメディアでよく取り上げられて目にする機会の多いです。
広告代理店や総合商社なんてほとんどの人がどんな仕事をやっているのか知らないですが、ずっと人気あり、なんとなくカッコ良いイメージもありますしね。
で、このイメージというのが非常に重要なんです。
昼の時間にでも外に出てみれば、油で真っ黒になった汚い作業服を着て、ボサボサの髪と髭剃りもちゃんとしてない不愛想そうな人がウロウロしているのを見て、あそこで働きたいと誰が思いますかね?
僕は子供の頃こういう光景を見て、絶対に嫌だと思っていました。
また、情報発信力の弱さも人気の無さに拍車をかけています。
一般消費者向けの仕事では無いので、かなりの大手でも自社ホームページを作っていない、もしくはとりあえず間に合わせのようなものを作って放置というパターンが目立ちます。
悪いイメージが視界に入り、
そこでどんな仕事が行われているのかが不透明
どれだけ素晴らしい仕事をしていても、人気が無くなるのも当たり前です。
自分がそこに就職したとして、そこでどんな仕事をするのか全くイメージできないのです。
こういった状況を少しでも改善したいという思いが、反対意見もあった弊社ホームページ刷新(ブログ開設)の原動力となっています。
今朝の日刊工業新聞によると、企業倒産件数は減少しているが、人手不足やそれに伴う人件費増を吸収できずに倒産に追い込まれるケースが増えているそうです。
なり手不足を嘆く前に、製造業界はもっとやれることが沢山あるはずです。