2019.12.23
続:5月22日のブログ
タイトル通り、その後の経緯です。
何度もメーカーとやり取りを繰り返しました。
当社に品質保証部の責任者に来てもらって、ごく普通の使用環境下にあることを現況確認してもらいました。
そして品質保証部責任者の見解としては、
対象のMC(マシニングセンタ)は温度補正センサーのオプションを付けなければ精度の
保証が全くできない事は部署内で周知の事実となっていた
そういった情報は営業担当者は勿論、上層部にも報告として挙げられていなかったのです。
四季による気温変化でMC(マシニングセンタ)の精度が0.05mm程度も狂う
のです。
現場の一部の人間は知っていて、他は誰も知らないのです。
呆れました…大企業病の典型です。
こんな工作機械は使いものになりません。
おそらくこのMC(マシニングセンタ)が出荷される度に、『また何も知らない馬鹿が購入している』ぐらいの事を思っていたのでしょう。
温度補正センサーをオプションで装着せずに購入した全国の企業に確認をしてもらったら、朝・昼・夜で原点位置の修正作業を行っているようです。
これだけ機械の自動化が叫ばれている世の中なのに、です。
その様な負担を強いている事を知っていた、もしくは想像できたくせに放置です。
絶対に許せない行為です。
それを聞いた僕の肚は決まりました。
今まで一度も痛い目を見たことが無いから問題を放置して、他人事のようにのほほんとしていたのだろう。
◇当社は温度補正センサー取り付けに係る費用は一切負担しない
◇ここらで一度、当社で痛い目をして企業体質を見直した方が良い
◇それが出来ないなら直ぐにこのMC(マシニングセンタ)を持ち帰り、返金してくれ
これが当社の要求でした。
そして、
12月19日から工事スタート
↓
12月20日午前で工事終了
↓
12月21日朝、再確認
現地で温度センサーの取り付け工事を行うのは前例が無く初体験だったそうですが、これだけ短時間で終了するのだから組み立て時に行えば相当簡単に終了するのでしょう。
精度に関わるモノなんだからオプションなんかにせずに、標準装備にしろよ!
結局、当社の費用負担は一円も無しで決着。
中小企業をなめんなや!