2017.04.08
工作機械のカタログ
機械の購入を検討する際には当然、まず初めにカタログを取り寄せます。これは工作機械に限ったことではなく、家電や車でもそうだと思います。
弊社では何台も購入してきましたが毎回思うのが、
なんやこのカタログ!売る気あんのか!?
ペラペラの2~3枚です。
見てもほとんど何も分かりません。
ドでかく書いてあるのは、高剛性。高精度。
当たり前でしょ…。
当然実物なんてどこにも無いです。
実物が見れるのは誰が買うのか良く分からない何千万もする様な機械のみ。
結局商社の営業マンに色々聞くわけですが、細かい所まで把握も出来ていないので中々話が進まず、購入後も思惑違いの小さなトラブルも発生します。
メーカーの営業マンには何度も車のカタログのようなものを作って欲しいとお願いはしているのですが、良い返事は聞けません。
工作機械メーカーは販売を商社任せで、自分たちで売るという努力をしていないので
顧客が何を求めているのか全く分かっていません
去年のJIMTOFにもアジア系の工作機械メーカーが沢山出展していましたが、そう遠くない将来には工作機械の業界にも今の家電業界と同じ様な変革が訪れると予想しています。
日本の車メーカーがこれだけ世界的にも健闘しているのは、カタログにしてもそうですし、販売後の故障の少なさ、アフターフォローの手厚さ等、細かい所まで全て手が届いているからです。
こういったところが日本製品のアイデンティティーであるのです。
工作機械のモデルチェンジなんて数年に一回でしょ?
メーカーさん、もっとまともなカタログ作りませんか?