株式会社アムデック
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社長ブログ

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2024.01.04

2024年

あけましておめでとうございます。

当社は本日より2024年のスタートを切ります。

 

現況はどうなのか?

昨年12月の売上はコロナ前の平均的な数字にまで戻せました。現状、1月の受注も好調に推移しています。社内の加工状況も順調。

 

好調の要因の一つである、昨年から本格的に始めた稼働率(時間)upの細かな施策が確実に成果が目に見えるようになって来ています。

今日まで生産管理者として20年以上進捗を管理してきたので、少しでも停滞が起こったりスローな状態になればすぐ分かりますし、その逆もまたすぐ分かります。

このことは取り組みがちゃんと成果を上げていることを理解してもらえるよう朝礼で話をしました。

普段から自社に関わるニュースは良い悪いも含めて可能な限り朝礼でタイムリーに伝えるようにしています。

 

この管理者としての予想ギャップが下振れしだすと督促と優先順位の順番決めに振り回され、新たな受注活動が全くできなくなるという悪循環に陥りますので、そうならないよう生産状況をコントロールし、需給バランスが順調な日を一日でも多く作ることが今年の重要なテーマになります。

 

昨年このバランスが大きく崩れ出したのは社員のコロナ感染によるものがきっかけでした。

やはり予定無くいきなり一週間程度休まれると少人数でまわしている分、バランスが大きく崩れます。今の冬の時期はインフルエンザも怖いです。

対策を万全にしていて感染したならしょうがないですが、そうではない場合お客様をはじめ同僚たちにも多大な負担を負わせることとなってしまいます。

今後も引き続き注意をしながら生活をしなければならないことを合わせて強く伝えました。

 

社外に目を向けると、年初から能登半島を中心とした大地震に加え翌日には前代未聞の飛行機事故まで起こり、今後の行く末に不安を持ちながらの年明けとなってしまいました。

不運にも人が大勢集まる時期だっただけに、普段に比べて被害が大きくなってしまいました。

 

地震の方は被害の全容がまだまだ見通せておらず、日々更新される被害情報に驚かされます。今は一人でも多くの方が助かることを祈りますが、今後の復旧・復興にどれ程の時間がかかるのだろうかと想像すると言葉がありません。

 

回復基調が期待されている日本経済に水を差すような出来事からの新年スタートですが、これもまた乗り越えていかなくてはいけない厳しい試練です。

2023.12.30

今年もあっという間

久しぶりの投稿です。10月の決算に向け少しでも受注の上乗せを図るべく、社内・社外を動き回る日々でした。

下書きはしても考えを纏め、清書するまでには至らず、マズいとは感じつつ過去最長の未投稿期間を更新し、遂に年末まで来てしまいました。

 

今年は4月前半ぐらいまでは受注状況もそこそこ好調で、5月からコロナによる行動規制も解除になるので、業況も上向くだろうと予想していました。

多くの人もそう考えていたと思いますが、ところが真逆の方へ進んでしまい、更に業況が悪くなりました。

 

全国商工会が纏めた、当社も回答している定期的なアンケート調査資料を見ても、全業種が急降下と言えるほどの落ち込み具合でした。また、東京商工リサーチが発表している全国の企業倒産件数も5月から毎月750~780件で減少しません。

一部の大企業はすこぶる好調なようなので、これが下流の方まで影響が波及するのはまだまだ先の話しになるのでしょうか…。

 

この一年間はどの業種も普通に企業活動を行うのすら難しい状況で生き残りをかけて必死だったと思います。これ以上悪いことは考えられないぐらい不景気の並が押し寄せました。

逆に、これに生き残れた企業なら今後は大丈夫だと言われることも多いです。

 

企業経営を行っていくうえで、平穏無事がずっと続く事はないですね。

以前はリーマンショック時でした。あの時もどこの企業も悲惨な目に遭いました。10年~15年サイクルぐらいでこのような世界を巻き込むパニックが起こるのかもしれません。

 

幸いにも12月の受注状況はコロナ前の平均的な数字に戻すことができ、精神的にも一安心したところです。

来年もこのまま好調を維持できるよう営業活動と生産性向上に励み、社会活動の良き歯車となれるよう努力し続けていきます。

 

今年も当社に発注していただいたお客様、当社の営業活動に協力していただいた企業様ありがとうございました。

引き続き来年もよろしくお願いします。

2023.10.02

完成品の測定技術

極まれに納品した製品が精度が出ていないとクレームの連絡が入ることがあります。

 

クレーム率はこのHPでも公開(更新には結構な費用がかかるので頻繁には出来ないが、ずっと記録は取り続けています)していますが、その中で一番多いのが『3次元測定器で計測したけど精度が出ていない』というものです。

 

製品を引き取り当社で再度計測し直してみると寸法通りで合格のものがほとんどで、再度持ち込んで再測定してもらうと合格になるものがほぼ全てでした。

この10年ぐらいで僕がパッと思いつくだけでも3件ほどそういうケースがあったかと思います。

 

※ほぼと書いたのは、今年1件リーマ間ピッチ公差±0.005(当社の公差保証値外)が外れているクレームがあったからです。これに関しては特殊な部品だったようで、こちらとしては±0.01以内に収まっていたのでOKの判断をしたのですが、それでは駄目だったようです。

 

3次元測定器で測定したから間違いは無いと言うのでクレームが入るのですが、この考えが非常に危険で、誤差が出にくいだけで測定者の技量によって正確な寸法が測定できないのはアナログな測定器と同じです。

 

当社は専任の検査員がアナログ(マイクロメータ・ピンゲージ・ブロックゲージを併用した検査方法)な測定機器+工作機械上での測定+画像測定器の3種を併用しながら最終検査を行っています。

シンプルであるが故に測定者の技量も求められますし、肝心の測定器具に狂いがあっては意味が無いので、測定前のゲージでのゼロ合わせも欠かせません。

 

測定も加工技術と同じように、技量の積み重ねです。

便利な機器も使用しつつ、アナログな測定器も使用できるようになっていないと、製品の本質的な用途を考えた検査ができるようにはなりません。

2023.09.14

京都~滋賀

昨日は6月の県外お客様訪問の続きで、午前中に京都の材料商社様。午後は滋賀のお客様まで行って来ました。

両方のお客様ともに、約10年ぶりの訪問となります。

 

京都の材料商社様は創業から75年!の歴史がありますが、昨年社名を変更されて新しいスタートを切られています。

当社は確か2004年頃からこちらで材料を購入するようになったと思いますが、当時の女性営業さんは現在は取締役にまで出世されています。

 

差別化しにくい業態の材料商社さんですが、当社がこれまでに提案したアイデアをどんどん採用し、それを実現させて行っておりその行動力と実現力にいつも感心しています。

材料のオンライン発注システムも早くから取り組んでおり、上記含めて僕にとってはとても利便性の高い材料商社さんとなってくれています。

 

工場も見学させていただきましたが、コロナ禍にあっても新しく、材料+加工(小)して納品という品目も実現させていました。前回の見学時もそうでしたが、生産効率が凝縮された工場は見ていて楽しいです。

 

午後のお客様は6月に訪問した椿本チエイン様と同様に、永いお付き合いをさせていただいており、その間担当者様が何人か変わられていますが挨拶にも伺っていない当社に変わらず発注をしていただいている企業様です。

現在の担当者様(価格交渉が厳しい)とも今後はお手柔らかにと挨拶ができ、ホッとしています。

 

前回訪問した際は、造船業界向けや専用機向けの仕事がメインだというような話を聞きましたが、3年ほど前からは医療業界向けに専門部署をつくり新たな販路開拓に力を入れているようです。当社で製作した部品も一部は使用されているようです。

 

工場見学もさせて頂き、ちょうど先月納品した部品が設備に組み付けされていましたが、製作した部品からは想像も出来ないぐらいの大きさの設備で圧倒されました。

 

両社ともコロナ禍に次の手を考え新たな販路開拓へ向けて自己投資を行っていました。

厳しいときにこそ次のステップへ向けて高い目標を掲げて上を見据えて走る姿勢に、当社も負けていられない気持ちを強く持ちます。

今後は回復基調の軌道にしっかりと乗せながらお互いの発展を望みます。

 

 

名神高速の大津SAから琵琶湖の写真

 

 

 

2023.08.18

今年は節電要請は?

今年は夏らしい夏で、7月から毎日暑い日が続きます。ほとんど雨も降っていませんね。

 

当社は上昇し続ける固定費を少しでも抑えるべく、7月から事務所は家庭用エアコンを一台のみ最弱で稼働(これは毎年)、工場は4台あるエアコンを午前と午後で半分ずつ稼働させる作戦を実行しています。

使用料金削減の意図ももちろんありますが、ピーク時の使用量を抑えないと基本価格が下がらないのではないかと考えてやり始めてみました。

 

今回、この作戦の計画書は僕ではなく社員に考えてもらい、決めたことを口頭で説明するだけではなく見える化することに強く拘ったので、大きくプリントアウトして各エアコンに貼り付けてあります。

はっきり言ってダサいです。

 

ですが人間覚えたことは必ず忘れますので、こうやって嫌でも目に付くカタチにすること。

見る度にこのダサさをどうにかならないかと考えて欲しい。もし僕がこの作戦を最初から考えて実行していれば、ダサくても社長が勝手にやったことだからという心理で社員は思考停止で張り紙はただの風景になり下がります。

張り紙一枚でも自分がそこに関わると、その行く末が気になるもんです。

 

それから初めての料金表が届いたのですが、昨年と比べて一カ月でなんと5万円も削減できました。このペースならこの夏で10万円以上の削減に成功することになります。大きい!

結果が直ぐに分かり、しかも成果がはっきりと数字で出たのでやりがいはありましたね。

 

2台しか稼働していないので、確かに依然と比べて室内はめちゃくちゃ快適とは言えませんが、エアコン無い工場で働いている人なんてごまんといますし、そもそも当社も本社工場を建築するまではそうでした。

世代交代が進んだので、それを知る社員も今では少なくなりました。

 

僕は毎日軽トラで汗だくになって外回りしていますし、外で働いている人も大勢います。

贅沢言えばきりがないですし、工場内もそうだと言わなければ気が付かない人も多いぐらいの環境は保てています。

このような経験を皆でしておくのも大切だと思います。

 

と、ここまで書いてタイトルの件を思い出しました。

こんだけ猛暑続きなのに今年は政府の節電要請キャンペーンを全く見聞きしません。

どこかで原発動き出したのでしょうか?熱中症を心配してキャンペーンを止めたのでしょうか?この国の電力需給状況はよく分からん。

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