株式会社アムデック
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社長ブログ

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2023.05.20

完成品:測定寸法を図面に記入

当社では昔から完成品の納品時には製品にお客様から製作依頼された製品図面を貼り付けたり、輪ゴムで留めて納品しています。

図面を完成品に添付するのは当社の事務作業上でも色々と重要な意味があるのですが、一番はお客様がパッと見て(梱包を解かなくても)それが何の部品かすぐ分かるようになっていた方が良いと考えて始められました。

 

納品された部品が直ぐに使用されずに棚に一時保管されたり、補修部品や予備品の場合だと長期保管される場合もあります。そういったときにこの納品方法だとお客様が助かるはずです。

実際の現場をよく知っている現会長が考えたやり方を今も継承しています。

 

多くの部品加工会社では梱包材(新聞やプチプチ)に図番が記載してあったり、付箋に図番や部品名称が記載されているのが大半でしょうか。

当社にも協力企業が沢山あり、部品製作を依頼して納品時には多くが上記の納品方法で、これが非常に分かりにくいのです。付箋の文字が見にくかったり、名称や図番の間違い等で照合に手間取ります。

 

こういうのを見る度に、当社の製品に図面を付けて納品するというやり方が非常に優れていると感じます。

 

で、ここまでが前振りで以下が本題になります。

4/28付けで書いていますがセミナー参加中に色々と課題や議題が与えられ、それを議論しているなかで、何か更にお客様の為になる業務改善は無いものかと考えました。

特別なコストを掛けずにお客様に喜んでもらえそうな何か。

ひたすら考えました…。

 

そこで思いついたのが、当社の加工不良品の少なさです。

何故少ないのか?

 

ワークの加工前・加工後の製品チェックは徹底していますし、取扱い方も定期的に見直して来ましたが、一番の理由は当社ぐらいの会社規模では珍しいことですが創業時から専任の検査員が完成加工品全てを検査しています。

 

当たり前ですが加工者も加工後に測定はするのですが、いわゆる『気持ちが入る』というやつで、自分で加工した製品の寸法検査は甘くなりがちです。

これは他社さんもあるあるだと思います。

なので検査員を専任でおいており、納品分に加工不良品が入り込まない体制をつくっています。

 

完成した製品は一番最後に検査員が図面に測定結果を赤のボールペンで記載していくのですが、それを納品時に添付する図面に全て記載することにしてみました。

 

事務作業の手間はかかりますがそこで更に違う視点でのチェックが入ることによって、検査漏れや個数チェック・キズチェック等にも目が向くようになり、更に検査体制が強化されることと、これを見たお客様の信頼が更に強化されることが期待されます。

2023.05.08

誕生月に金一封

昨年8/1にも書いていますが当社では毎月、月初の朝礼で誕生月を迎える社員に金一封をプレゼントしています。

 

 

今月は2人(僕と母も含めると4人)。ちなみに一番多いのは2月で5人もいます。

 

毎月手渡す瞬間も楽しいですが、この臨時収入がどのように消費されているのか想像するのもまた楽しみです。

※僕個人は昔から臨時収入があると全て食事に使います。形に残らないものに使う派です。

 

小さな会社ですが、利益が出たときの決算賞与等、できるだけ社員に還元するようにして来たのはずっと昔からの良い慣習だと思います。

この良い慣習を継続していけるよう、経営を安定させれるよう努力します。

2023.04.28

第一回目:研修に参加して来ました

昨日は午後から、いつもお世話になっている但陽信用金庫さん主催の研修に妻と一緒に参加して来ました。どんな研修なのかは終了するまで書きませんが、主に経営層を対象とした内容で、今後半年間にかけてだいたい月一回参加することになります。

 

第一回目の参加者総数は約90名。来場順に4~5名の各グループにランダムに分かれ、自己紹介~途中途中で様々な内容についてディスカッションも行われます。

 

毎回参加後には次回研修時までに提出しなければならない課題も与えられるので、今後半年間は普段の業務に加え更に多忙な日々となることが確定しましたが、自身や会社の成長の為です。

 

先月に4月から始まる本研修に参加するかどうかを見極めるプレセミナーがアクリエ姫路で行われたのですが、その講演を全て聞き終わる前には本研修に参加する意思は固まっていました。

それぐらい講演内容が今の自分の心に響きました。

 

やはり数年に一度くらいは外部意見を取り入れた社内的な取り組みを何でも良いのでやった方が良いと思います。

自分の頭で考えたことや社員の意見も大切ですが、それだけでは生まれてこない考えや、やり方って世の中にはたくさんあります。

 

知的資産経営に取り組むときもそうでした。

一年間、月に一度は工場の生産を半日止めて全員でディスカッションし、時間と費用を掛け、やり始めた頃はこんなことやって今後の経営に何か役に立つのか?、と疑問が生まれかけたこともありましたが、信じて我慢して社員と共に作り上げた知的資産経営報告書はどこに提出しても感心される当社を象徴する営業ツールとなりました。

 

相当な頭脳の持ち主でもない限り、自己流だけの経営はすぐに行き詰まってしまいます。

コロナ禍が始まり、色々な対策を練ったり考え事が増えるにつれてどんどんそう思えてきていました。

これは経営を行ううえでの話だけではなく、勉強やスポーツでもそうかもしれません。

 

最適解を自分で捜しまわるのも大切ですが、周囲から与えられる情報やヒントを上手に利用し、迷いながらも実践することで振り返ってみれば結果的に上手くいっていた、というのが凡人の行う最良の経営手法なのかもしれませんね。

2023.04.20

新年度:多忙!

毎年新年度は担当者さんが変更になったりで発注が止まり暇なんですが、今年は受注の勢いが止まらず相当忙しい毎日となり、休日返上で見積もり作成&材料発注&加工実績集計に励んでおります。

 

さらに忙しさに拍車をかけるのが、4月は2度の選挙があります。

立候補者の政策を調べ、誰に投票するかで毎回凄い悩む!

 

いつも書いていますが、絶対に投票に行きましょう!

前回の県議会議員選挙の投票率は情けなくなるような結果でした。平和で何も困っていない人がそれだけいるということなので、それはそれで喜ぶべきことなのかもしれませんが…。

 

今回僕が住む姫路市では市長選挙と市議会議員選挙のダブルです。

市長選挙はともかく、市議会議員選挙の方は立候補者が多いのでとても悩むことになりそうです。

 

そして今月ニュースでよく見聞きした、技能実習生の問題。約30年前に始まった制度ですが、改正される動きです。

これの実態は本来の目的とはかけ離れた安い労働力確保となり、莫大な保証金を借金して先払いしている為、奴隷のように扱われて泣き寝入りしているケースも多々あるのは周知の事実です。

 

 

その暗部を題材にした小説

 

アンダークラス』 相場英雄

 

初版は2020年です。取材や執筆にかかった時間を想像すると、更に2~3年前には既に問題化されていたと思えます。

ステレオタイプのネットジャーナリストのようにただ制度を批判するだけのような薄い内容ではなく、雇っている側にもそうせざるを得ない事情があることを書かれているのがこの制度と国家の状態の深い闇を感じさせます。

 

それも大問題なのは間違いないのですが、個人的な心情としては技能やノウハウを外国人へジャンジャン流出させることに非常に疑問に思っていました。

 

当社の企業理念は

 

私たちは世界に誇る日本製品をつくる技術によって支え、

ものづくり日本の伝統を進化させる技術者集団となろう

 

利用している企業さんもたくさん知っていますし、当社にもこれまでに数えきれないほどの斡旋業者からの紹介がありました。人手は喉から手が出るほど欲しいのは事実なので、何度も心が動きかけたこともありますが上記の理由でやめました。

日本に定住する意思があるのなら外国人だろうが何だろうが技術を教えることに抵抗はありません。

 

この小説の中には『安い国、日本』という言葉が出てきます。

非常に悔しいですね

国民全体が未来を見据えずその場限りの行動を取り続けてしまった結果が今です。

人口減少社会の問題もそうですが、もっと国内が活性化していくような方向へ向かえるよう考えていかなくてはなりません。

 

国の行く末を大部分で決めているのは政治家です。政治家がアホだと思えたなら、そういう人達を選んでいる国民がアホだからです。

今回は各市町村の議員選挙ですが投票率含め、結果は全て国の在り方や行く末に影響を及ぼします。

2023.03.30

NCフライスを2台同時稼働

今年に入ってから中堅社員がNCフライスでの2台同時稼働にチャレンジしています。

 

昨年5軸MC導入に伴いジョブローテーションを行いましたが、創業当時からあるNCフライスが1台余ります。これをどうしたものかと思案しました。

 

当社ではMC担当者は背中合わせに各1台配置し、1人で2台を同時稼働させるのが基本です。これをNCフライスでもできないかと担当者含めて考え、MCと同様に背中合わせで配置してみることにしました。

 

慣れていない方の機械で単純加工や時間の掛かる加工品を掛けっぱなしで放置しておき、メイン機で今まで通りの通常の加工を行っていこうという試みです。

 

今までの加工工程を見直しスピードアップを図る取り組みは引き続き行いますが、それはとても小さな効果の積み重ねになります。
それはそれで大事ですが、先日の日刊工業新聞に掲載されたように、夜間等稼働していない時間の有効活用が可能になれば簡単に大きな成果を生み出せます。

ここにチャレンジしてもらっています。

 

ここの担当者は単品製品且つ、MCで加工しにくい製品ばかりを扱いますので、どの製品なら掛けっ放しに出来るのか?そういうことを新たに考えなければならなくなります。

頭の切り替えが相当大変だと思いますが、これまでのところ少しづつ成果を挙げつつあります。

 

新しい取り組みや課題を与え、クリアしていくことで技能者として成長していく姿を見ることができているのも幸せな瞬間です。

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