先週に冬季賞与の支給に合わせて、年3回ある個人面談の最終回を全員と行いました。
これまで何度も書いていますが、終われば毎回前日からの面談準備と当日の猛烈なエネルギー消費でグッタリになります。
が、年3回の面談は辞めるつもりはありません。
今回は全員に12月会議で話をした内容を再確認してもらいました。
この2年ほどコロナ禍で経営は相当苦しかったですが、全員の給与や賞与は全て満額支給して来ました。
当然ですが余裕があって満額支給できたわけではありません。僕のテニス仲間達にも聞いてみれば、給与や賞与が減った人は沢山いました。
何故当社は減額しなかったのか?
ここは各企業のトップの考え方が現れるところだと思います。会社が倒産してしまっては元も子もないので、給与や賞与を減額して会社を守る行動をとるのも正解です。
誰しもそんなことは絶対にしたくないのですが、悩みぬいた結果なので他人がとやかく言うことではないでしょう。
コロナ前と比較して年間製作点数が減少し、それにより売り上げが減少し資金繰りが相当苦しくなったりしたことも初めて話をしました。
毎回の会議では会社の売り上げと製作点数を計算して皆に配布し発表しています。その資料を見れば会社の状態は一目瞭然なのに、皆の何処か他人事のような仕事ぶりでは駄目なんだと伝えました。
そのことをよく考えてもらって、受注がコロナ前までほぼ回復した今は出社している間は頭と体をフル活用させ、少しでも多くの製品を造り出す努力をしていかなければ会社は右肩下がりになります。
自社以外もみんな努力をしているので、現状維持は右肩下がりの始まりです。
最近改めて取り組み始めている5S活動もその一環です。
加工者が目の前の仕事に集中できるよう、余計な作業や危険、無駄なハンドリングや動き等を省いていかなければなりません。
今回の会議ではおそらく今までで一番厳しい話をしたと思います。
しかし、その後の皆の働き方が明らかに変化したので話をして良かったと思うのと、号令をかければパッとそちらの方向へ直ぐに進める社員達が当社の強みだと再確認出来ました。
2年間一人で悶々と悩み続けていましたが、少し光が見えたようで安心しています。