最近はこの手のニュースをよく見かけるようになりました。
フランスとイギリスが相次いで、2040年以降のガソリン&ディーゼル車の販売を禁止するとアナウンスされたことによるものです。それに追随するように各自動車メーカーもEV車の開発を発表しています。
色んな思惑があっての発表だと思われますが、
個人的にはちょっとどころか全然無理だろうと思っています。
今後の車のEV化には全く異論は無いです。
街中を走っていてもリーフやプリウスPHVを見かける頻度は確実に上昇しています。問題視されていた航続距離もかなり伸びて来ています。
じゃあ、何故?
◇冬場のヒーター使用時の猛烈なバッテリー消費がほとんど公表されていない。
◇チョイ乗りの多い都市部で有効なのに、設置スペースの問題で家庭用の電源が引けない。
◇バッテリーの経年劣化問題はほとんど解消されていない。リーフを含むPHV車の買い取り価格はほとんどゴミレベル。中古車市場が成り立たない。
◇オール電化住宅の場合、契約が変更になって安い深夜電力の利用が不可になる。
◇充電ステーションの絶対数が圧倒的に不足しており、今後も増加にはかなり時間が掛かりそう。海外などでは景観上の問題もあり、簡単には設置工事が出来ない。
◇そもそもその電力を何で補っていくのか?原子力?火力?自然エネルギー?そこら辺の議論が全く見えてこない。
インフラ整備というのは想像以上に時間のかかるものです。
マツダなどはまだまだ内燃機関の向上に力を入れていくようですね。各メーカーの戦略の違いが大きくなって来て、面白くなってきそうですね。