ここ最近、新聞や様々なニュース媒体でブックマッチ生産終了の記事を見ました。
昔は喫茶店や飲食店には必ずと言って良いほど店名入りのブックマッチがレジ横に置いてありました。小説やドラマではこれに連絡先を書いて渡すのが定番でしたね。
喫煙者と喫茶店の減少に伴い、仕方ないことなのかもしれませんが一つの文化の終わりは寂しいものがあります。
そして、このニュース元となっているのが姫路市にある日東社さんです。
当社もマッチ生産設備の補修部品を何度か製作した実績があるので、このニュースとは無関係ではありません。
この日東社、マッチ製造としても有名なんですがもう一つ有名なのが
ノアインドアテニススクール
これが生み出された企業としても有名です。
もともとは日東社の空きスペースで社員の福利厚生として現社長が始めたらしいですが、現在では日本全国(海外にもスクール有り)に展開する国内最大級のテニススクールに発展しています。
副業が本業を超える典型的な例です。
僕のストリングはもう何年も青山のノアのコーチに張ってもらっていますし、妻と娘も生徒として通っていますし、友人・知人も多数通っています。
僕がダブルスでペアを組んでいた若者はここのコーチと結婚したりと、僕自身はスクールに通っていませんが色々と縁深いテニススクールでもあります。
このノアインドアテニススクールがそれまでのテニススクールの雰囲気を大きく変えたと言われています。
インドアで冷暖房完備、過去の実績なんか無くても(ある人もいっぱいいます)、いつも笑顔で明るいコーチが大勢いることで、習い事としての敷居を大きく下げ、気軽に通ってみようかという気になり、テニス人口増加に大きく貢献しているのは間違いないです。
今では多くのテニススクールがこのノアの真似をするようになっていると感じます。
お客様を名前で呼ぶのはサービス業の超基本。絶対条件の一つです。
僕も常に心掛けています。
ノアはもちろんそれが徹底されているのですが、何が凄いってスクールの生徒じゃない僕が一人で行っても数人のコーチやフロントさんは『石井さんこんにちは』です。
まさか僕だけではないでしょうから、レッスン生の家族の顔と名前まで憶えているようですから本当に感心します。
なんでこんなに褒めているのに僕が生徒にならないのか?
コートサーフェスがカーペットだからです。僕は実際の試合と違う環境下のスクールには感覚が狂うので絶対に通いませんが、試合に出ない人はこういうスクールでテニスを始めて楽しむのが一番です。
※ノアの回し者でもありません。