株式会社アムデック
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社長ブログ

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2023.08.18

今年は節電要請は?

今年は夏らしい夏で、7月から毎日暑い日が続きます。ほとんど雨も降っていませんね。

 

当社は上昇し続ける固定費を少しでも抑えるべく、7月から事務所は家庭用エアコンを一台のみ最弱で稼働(これは毎年)、工場は4台あるエアコンを午前と午後で半分ずつ稼働させる作戦を実行しています。

使用料金削減の意図ももちろんありますが、ピーク時の使用量を抑えないと基本価格が下がらないのではないかと考えてやり始めてみました。

 

今回、この作戦の計画書は僕ではなく社員に考えてもらい、決めたことを口頭で説明するだけではなく見える化することに強く拘ったので、大きくプリントアウトして各エアコンに貼り付けてあります。

はっきり言ってダサいです。

 

ですが人間覚えたことは必ず忘れますので、こうやって嫌でも目に付くカタチにすること。

見る度にこのダサさをどうにかならないかと考えて欲しい。もし僕がこの作戦を最初から考えて実行していれば、ダサくても社長が勝手にやったことだからという心理で社員は思考停止で張り紙はただの風景になり下がります。

張り紙一枚でも自分がそこに関わると、その行く末が気になるもんです。

 

それから初めての料金表が届いたのですが、昨年と比べて一カ月でなんと5万円も削減できました。このペースならこの夏で10万円以上の削減に成功することになります。大きい!

結果が直ぐに分かり、しかも成果がはっきりと数字で出たのでやりがいはありましたね。

 

2台しか稼働していないので、確かに依然と比べて室内はめちゃくちゃ快適とは言えませんが、エアコン無い工場で働いている人なんてごまんといますし、そもそも当社も本社工場を建築するまではそうでした。

世代交代が進んだので、それを知る社員も今では少なくなりました。

 

僕は毎日軽トラで汗だくになって外回りしていますし、外で働いている人も大勢います。

贅沢言えばきりがないですし、工場内もそうだと言わなければ気が付かない人も多いぐらいの環境は保てています。

このような経験を皆でしておくのも大切だと思います。

 

と、ここまで書いてタイトルの件を思い出しました。

こんだけ猛暑続きなのに今年は政府の節電要請キャンペーンを全く見聞きしません。

どこかで原発動き出したのでしょうか?熱中症を心配してキャンペーンを止めたのでしょうか?この国の電力需給状況はよく分からん。

2023.08.03

便利な材料

僕が入社したころは、社内でミガキフラットバーをノコ盤で切って2F加工、というのを結構やっていました。ほとんどの会社がそうだったと思います。

なので図面の寸法はできるだけフラットバー規格に合わせて描くのが基本でした。

 

ですが、徐々に全ての材質において6F加工済みの材料が購入出来るようになっていきました。最初は寸法や材質を紙に書いてFAXで注文でしたが、今は3社のオンラインシステムを使い分けて見積もりや材料発注しています。

 

価格と納期が一瞬で表示されますし、午前中に発注すれば特殊なものではない限り、翌日クロネコヤマト便で朝一番に到着するので相当便利です。

これにより様々な材料の在庫を保管しなくてよくなったので、社内のスペース効率も向上しました。

 

更に材料の技術開発もどんどん進んでおり、各社オリジナルの便利な材料が数年毎に新発売されています。

有名なのがプリハードン鋼と呼ばれる製品で、NAK材やHPM材等がそうです。

NAK55は当社でもよく使用しますし、更に能力を向上させたNAK80も出て来ています。これは生材で最高硬度を誇る材料です。

 

今までだとS45CやS50Cに焼き入れ指示があるような製品なんかは、焼き入れ後に変形するので焼き入れ後の加工が基本となりますし・焼き入れ後は真っ黒になるので磨いたり再度削ったり研磨したりで後処理が大変ですし日数も掛かっていました。

これらの材料をプリハードン鋼へ変更することで、上記の問題が一気に解決します。

※黒染処理が綺麗に真っ黒にならない(色が薄い)のが難点ですが。

 

アルミで言えばSSとほぼ同等の引張強度を持つA7075なんかも当社ではよく加工します。強度は欲しいけど重量を軽くしたい場合に最適ですね。

SSと違って錆びないので表面処理も不要。加工が完成次第に即納出来ますし、後々追加工が必要になっても扱いが簡単です。

 

定期的に材料商社さんにレクチャーを受けて情報を仕入れています。

2023.07.22

祝:直木賞受賞 垣根涼介氏

今週、嬉しいニュースが飛び込んで来ました。

 

昔から好きな作家さんの一人、垣根涼介さん。

代表作のワイルドソウルが有名です。やっとというか、ついに直木賞を受賞されました!

 

相当な車(バイク)好きで、作家生活前半作品の中ではかなりマニアックな運転技術や改造知識を書き込んでいるのも、好きになった要因です。

作家生活後半は執筆ジャンルを歴史小説にシフトされ以前と変わらずヒット作を続けていますね。

歴史小説だけど小難しくなく読みやすいのも人気の一つだと思います。

 

数ある作品の中でも好きなのが

 

君たちに明日はない

 

 

(全5冊)シリーズです。

 

企業から依頼を受け、対象社員に対してリストラ勧告業務を代理で請け負う(そんな会社は実在せず、架空です)社員の短編物語です。

 

日本では指名解雇は出来ないので、あの手この手で退社してもらえるように話をするのですが、これだけ聞くとマイナスオーラ全開の暗い小説かと思われますが、そうではありません。

辞める人残る人、それぞれに未来への希望が生まれたり前向きになっていける物語です。

 

僕が一番好きなのが、シリーズ二冊目の『借金取りの王子』の中の表題作。

何故、営業成績も良く部下から慕われている店長がリストラ対象者となってしまっているのか?

主人公の真介が面接時にその理由を突き付けます。

 

真介が突き付けるこの考えはとても重要で、リストラというものが優秀ではない社員だけに向けられるものではないということを表しており、かつての自分自身もそうだったのです。

 

作者は何故これほどまでに、いちサラリーマンの心情を巧みに描くことが出来るのか?

全シリーズ通して登場する人物像と社会の未来予想が相当リアルで、作品が発表され始めた2005年~より、現代に読むと更にリアリティーが倍増されます。

 

最終話では主要登場人物たちも新たな人生が始まり、タイトルから想像される暗さは無く、全体を通して希望の持てる内容になっています。

2023.07.21

続:お客様訪問

7/5に椿本チェイン様訪問のブログを書きましたが、その後に訪問当日打ち合わせした新規製品向け部品の大型案件が全て受注となりました!

当社一カ月の約1/3を占める受注額となります。ありがとうございます、行って良かった!交通費の元は充分すぎる程取れました。

 

納期日が集中していますが、久々の大型受注となります。

ここのところ旋盤がらみの仕事は常に満杯状態でフライス加工品は相当暇な状態でしたが、発注した大量の材料も順番に入って来ており、工場内も賑やかな雰囲気になりつつあります。

 

納期遅れを起こさないようしっかり前倒しで進めていきましょう!

2023.07.05

お客様訪問:椿本チェイン様

先日、当社の工場創業時から取引を継続させて頂いているお客様、

 

椿本チェイン様

 

 

の埼玉工場へ会社訪問&挨拶へ行って来ました。

※自宅から片道約5時間半の日帰り強行日程でしたが、読みたかった本を沢山鞄に詰め込んでいったので往復の道中は全く退屈せず過ごせました。

 

もちろん当社が取引させていただいてるお客様の中でも最大の企業規模のお客様です。

産業用チェーンのシェアは現在も世界一だそうで、それ以外にも様々な分野に進出されておりその一部分を当社もお手伝いさせてもらっています。

数年前、日曜日の人気テレビ番組『がっちりマンデー』でも紹介されていましたね。

 

工場敷地はとても広く、正門から工場の端までは1㌔以上あるそうで全容はとても見渡せません。

 

そもそも訪問のきっかけは暇だったのもありますが、現在の担当者さんとは当然初対面なんですが、これまで何人も担当者さんが変わって来ましたが一切受注が途切れることなく継続取引をさせていただいています。

やり取りはほぼメールのみで極まれに電話で少し話をする程度です。

 

これは普通に考えるとあり得ないぐらい有難いことで、そのことに対するお礼や感謝の気持ちをちゃんと伝えておかなければならのでは?という現会長の助言からでした。

 

当日は製品ショールームにて当社も製作に関わっている完成製品を見学させていただいたり、現況や今後の新規製作予定案件の打ち合わせも行い、何より現担当者様とやっとまともな挨拶を交わすことが出来、実りのある訪問となりました。

共に発展していけるよう願います。

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