株式会社アムデック
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社長ブログ

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2023.06.03

サンプル品 色々

以前コロナ禍で暇だったときにサンプル品の一部を興味のあるお客様に数日貸し出ししていました。

 

 

加工の経験があるお客様の反応は上々。

聞いてみると、貸し出し中は皆さん興味津々だったようです。全てではありませんが、どうやって作ったか加工方法を見事に当てるお客様もいらっしゃいました。

 

何処にでもある普通の機械で普通では出来なさそうなものを皆が考えて製作してくれました。知恵と工夫と創造力のカタマリです。

当時も書いているのですが、図面が無い状態で頭の中で考えながら製作しているのが良いのです。

 

右上にあるアルミと銅の摩擦圧接のリング。

今年に入ってから日刊工業新聞で摩擦圧接の製品の記事を何度か読みました。どのような業界で使用されるのか全く知りませんが、製作してから2年ぐらいは経っていますが外れそうな気配もありません。

面白い技術ですね。

2023.05.30

福崎町商工会:優良従業員表彰

昨年当社から2名が目出度く優良従業員表彰を頂きましたが、今年も1名推薦書を書いて申請を出していました。

先日その表彰式が福崎町商工会館で行われ、申請していた社員を表彰して頂きました。

 

入社してすぐに当社で最大の大型マシニングセンタを購入し、それ担当することになりました。その後すぐにもう一台中型機を追加で購入し、それ以来常に2台を同時に動かせるよう考えながら毎日忙しく立ち回っています。

 

大型の機械を扱う者の宿命ですが、ワーク材料が非常に高価で入手に時間の掛かるものも多く、毎日かなりのプレッシャーを感じながらの業務となって来たと思えます。

 

サイズが大きくなればなるほど加工量も増え、歪や反りの問題が出て来ますし、クランプも難しくなり、直角・並行出しも難易度が相当上がります。大型製品の加工についてあまりノウハウを持ち合わせていない状態でマシニングセンタを購入しましたので、試行錯誤しながらよくここまでやってきてもらえたと感心します。

 

これまで表彰して頂いた社員達もそうですが、これまでの努力に表彰状というカタチあるものが授与されることで、少しでも今後の人生の励みになってもらえたらと思います。

2023.05.20

完成品:測定寸法を図面に記入

当社では昔から完成品の納品時には製品にお客様から製作依頼された製品図面を貼り付けたり、輪ゴムで留めて納品しています。

図面を完成品に添付するのは当社の事務作業上でも色々と重要な意味があるのですが、一番はお客様がパッと見て(梱包を解かなくても)それが何の部品かすぐ分かるようになっていた方が良いと考えて始められました。

 

納品された部品が直ぐに使用されずに棚に一時保管されたり、補修部品や予備品の場合だと長期保管される場合もあります。そういったときにこの納品方法だとお客様が助かるはずです。

実際の現場をよく知っている現会長が考えたやり方を今も継承しています。

 

多くの部品加工会社では梱包材(新聞やプチプチ)に図番が記載してあったり、付箋に図番や部品名称が記載されているのが大半でしょうか。

当社にも協力企業が沢山あり、部品製作を依頼して納品時には多くが上記の納品方法で、これが非常に分かりにくいのです。付箋の文字が見にくかったり、名称や図番の間違い等で照合に手間取ります。

 

こういうのを見る度に、当社の製品に図面を付けて納品するというやり方が非常に優れていると感じます。

 

で、ここまでが前振りで以下が本題になります。

4/28付けで書いていますがセミナー参加中に色々と課題や議題が与えられ、それを議論しているなかで、何か更にお客様の為になる業務改善は無いものかと考えました。

特別なコストを掛けずにお客様に喜んでもらえそうな何か。

ひたすら考えました…。

 

そこで思いついたのが、当社の加工不良品の少なさです。

何故少ないのか?

 

ワークの加工前・加工後の製品チェックは徹底していますし、取扱い方も定期的に見直して来ましたが、一番の理由は当社ぐらいの会社規模では珍しいことですが創業時から専任の検査員が完成加工品全てを検査しています。

 

当たり前ですが加工者も加工後に測定はするのですが、いわゆる『気持ちが入る』というやつで、自分で加工した製品の寸法検査は甘くなりがちです。

これは他社さんもあるあるだと思います。

なので検査員を専任でおいており、納品分に加工不良品が入り込まない体制をつくっています。

 

完成した製品は一番最後に検査員が図面に測定結果を赤のボールペンで記載していくのですが、それを納品時に添付する図面に全て記載することにしてみました。

 

事務作業の手間はかかりますがそこで更に違う視点でのチェックが入ることによって、検査漏れや個数チェック・キズチェック等にも目が向くようになり、更に検査体制が強化されることと、これを見たお客様の信頼が更に強化されることが期待されます。

2023.05.08

誕生月に金一封

昨年8/1にも書いていますが当社では毎月、月初の朝礼で誕生月を迎える社員に金一封をプレゼントしています。

 

 

今月は2人(僕と母も含めると4人)。ちなみに一番多いのは2月で5人もいます。

 

毎月手渡す瞬間も楽しいですが、この臨時収入がどのように消費されているのか想像するのもまた楽しみです。

※僕個人は昔から臨時収入があると全て食事に使います。形に残らないものに使う派です。

 

小さな会社ですが、利益が出たときの決算賞与等、できるだけ社員に還元するようにして来たのはずっと昔からの良い慣習だと思います。

この良い慣習を継続していけるよう、経営を安定させれるよう努力します。

2023.04.28

第一回目:研修に参加して来ました

昨日は午後から、いつもお世話になっている但陽信用金庫さん主催の研修に妻と一緒に参加して来ました。どんな研修なのかは終了するまで書きませんが、主に経営層を対象とした内容で、今後半年間にかけてだいたい月一回参加することになります。

 

第一回目の参加者総数は約90名。来場順に4~5名の各グループにランダムに分かれ、自己紹介~途中途中で様々な内容についてディスカッションも行われます。

 

毎回参加後には次回研修時までに提出しなければならない課題も与えられるので、今後半年間は普段の業務に加え更に多忙な日々となることが確定しましたが、自身や会社の成長の為です。

 

先月に4月から始まる本研修に参加するかどうかを見極めるプレセミナーがアクリエ姫路で行われたのですが、その講演を全て聞き終わる前には本研修に参加する意思は固まっていました。

それぐらい講演内容が今の自分の心に響きました。

 

やはり数年に一度くらいは外部意見を取り入れた社内的な取り組みを何でも良いのでやった方が良いと思います。

自分の頭で考えたことや社員の意見も大切ですが、それだけでは生まれてこない考えや、やり方って世の中にはたくさんあります。

 

知的資産経営に取り組むときもそうでした。

一年間、月に一度は工場の生産を半日止めて全員でディスカッションし、時間と費用を掛け、やり始めた頃はこんなことやって今後の経営に何か役に立つのか?、と疑問が生まれかけたこともありましたが、信じて我慢して社員と共に作り上げた知的資産経営報告書はどこに提出しても感心される当社を象徴する営業ツールとなりました。

 

相当な頭脳の持ち主でもない限り、自己流だけの経営はすぐに行き詰まってしまいます。

コロナ禍が始まり、色々な対策を練ったり考え事が増えるにつれてどんどんそう思えてきていました。

これは経営を行ううえでの話だけではなく、勉強やスポーツでもそうかもしれません。

 

最適解を自分で捜しまわるのも大切ですが、周囲から与えられる情報やヒントを上手に利用し、迷いながらも実践することで振り返ってみれば結果的に上手くいっていた、というのが凡人の行う最良の経営手法なのかもしれませんね。

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