2020.10.03
飾ってみた
日刊工業新聞に掲載された記事を拡大して額に入れ、玄関横に飾ってみました。
隣にあるのは記事になるきっかけとなった、2015年に頂いた経営革新計画の認定証です。
経営革新計画の審査は書類の審査だけでなく、面接官(確か3人ぐらい)による質疑応答もありました。
経営を引き継いでがむしゃらに半年間働いて決算月を迎えているなかのことで、一生懸命説明と質問に対して回答をしましたが、手応えは全く無かった!です。
帰社して皆には『駄目だった…あれは無理だ。承認は下りないだろう。』と話をしました。
この時は落胆も大きかったですが、最初からそんなに上手く行くはずがないとも思っていました。
経営計画を数字で表すことの難しさであったり、自身が事業の隅々まで把握して何と何が関連性を持ち、それがどのような効果をもたらし、それが自社事業の優位性やオリジナリティなんだと国に認めてもらうにはそれを言葉だけでなく、書面で明文化できなければならないという事が収穫だと考えるようにしました。
こういった事は小規模事業者の最も苦手とする分野だと感じました。
いつも行っている業務の一部が実は、何処もやっていない独創的な事である、というような事は普段の仕事に追われていてはなかなか考えが至りません。
特に、僕のように他業種から転職をして事業を引き継いだ人間にとっては、入社した時からやっている事が他社と比べてどうなのか?などという事はあまり考えた事もありませんでした。
こういうことがあるので、他社を訪問したり見学することは大切なのです。
この承認発表の数日後には、ものづくり補助金採択の知らせも飛び込んで来てダブルで喜んだのも束の間で、その後の書類仕事に忙殺されることとなりました。
こういったものは申請するにしても沢山の書類を書かなくてはいけませんが、合格後の書類もまた沢山あるので、喜びに浸る暇もなく大変なのです…。